2014/3/9 白馬五竜スキー場 アルペン試乗会

買うべき板を絞り込むべく、白馬五竜スキー場で開催されたアルペンの試乗会に参加してきました。

■試乗者プロフィール
・身長180cm/体重87kg…この通りピザのため普通の方の参考にはあまりならないかもしれない点ご了承ください。
・SAJ1級を昨シーズン取得
・目当ての板は基礎オールラウンド系。具体的にはテクニカル検定を一本で済ませられるような板。
・現在の板はNordica/Fuel 170cm(2011-12モデル)。悩みは「強く踏み込むと意図せずずれる」こと。

■試乗会概要
会場:白馬五竜スキー場 いいもりゲレンデ
主催者:アルペン
天候:晴れ
コンディション:アイスバーンの上に軽い雪が積もった状態から、滑走者によって雪がどけられ、アイスバーンが露出した場所と雪だまりがまだらに存在する状況。

今回の試乗コンディションは、アイスバーン混じりの軽い雪というスピードが非常に出やすい状況だった。それに加え白馬五竜のいいもりゲレンデは急斜面が多くを占め、スキーの性能、ことにその「耐荷重限界」(高速、急斜面、そして重い使用者wという条件からくる多大な荷重にどこまで耐えてたわみとグリップを維持してくれるか、言い換えると「どこまでスキーを信頼して踏み込んでいけるか」)が如実にわかる、まさに試乗会向けと言っていいコンディションだった。

さて、まずは今回初めて試乗したモデルのインプレッションから。

1.DYNASTAR/CR DEMO 70 FLUID X 172cm
dynastar_crdemo70.jpg
これは控え目に言っても「残念」な板。
なにせ、トップが咬む感覚が希薄、というより皆無なのだ。
正直な感想は「これでどう滑れと!?」
まあ多分、乗り方が何か違うんだろうなあ。

2.ROSSIGNOL/DEMO ALPHA SOFT TPX 167cm
rossignol_demoalpha.jpg
ロシニョールのデモ系最上位とのことだが、強さは感じなかった。小回りモデルなので仕方ないが、高速大回りでは耐荷重限界の低さがハッキリわかってしまう。


3.Völkl/PLATINUM CD SPEEDWALL 171cm
volkl_cd.jpg
普通の板は急斜面やアイスバーンのようなところでエッジを角付けすると「ずれるかグリップする(切れる)か」どちらかになる。が、この板はガガガガガガ!という感じで、グリップとズレがコンマ数秒の細かい間隔で繰り返すような挙動をする。恐らく、板の特性としてずらす場合はもう少しエッジを寝せる必要があるのだろう。
高速大回りでは、今ズレているのかグリップしているのかという「接雪状況」が非常に不安定、かつ不明確。このことから板を信頼して攻める滑走はできなかった。

4.OGASAKA/TC-MZ 172cm
ogasaka_tc-mz172.jpg
上記のVölkl/CDと同じ「ガガガガガガ!」の挙動が現れた。耐荷重限界も
低く、高速大回りでは信頼性が低い。

5.BLiZZARD/SRC RACING S 165cm
blizzard_rcs.jpg
ブリザードSL機のセカンドモデル。買う気は無いけど余った時間で試乗。
競技モデルにしてはグリップは弱め?同じ条件で試乗してないので単純比較はできないが、木島平で乗ったNordica/SL Rのような鮮烈な張りと返りは感じられなかった。

以上、なんか辛口だが、試乗者がかなりのピザであること(=板の「耐荷重限界」に関する評価がどうしても低めになること)を差し引いていただければと思う。

このほか過去に試乗したことのある板の再試乗を含め7〜8本の板を試乗した。

これまでの試乗コンディションとは異なる高速バーンで、購入対象候補として再び浮かび上がってきた板がある。それは…

salomon_xrace.jpg
Salomon/X-RACE 170cm

今日試乗した中で唯一、ストレートウィスキーコース下部の急斜面で「いつも通りに」(緩斜面や中斜面と同じ感覚で)大回りができた板だ。

このバーンでは、他の板の場合必ずどこかで「これ以上荷重量が増加したらエッジが外れる!」と思わせる荷重量の限界点があり、それを避けるため仕方なく板をずらして減速したり、ターンを早めに切り上げたりしなければならなかったのに対して、この板だけは自分が希望するところ(ターンの仕上げ)まで、完璧に荷重に耐えてくれた。雪だまりによるスキーのバタつきも皆無。次点でNordica/DOBERMANN SPITFIRE PROがよく耐えたが、速度が上がるとやはりどこかで「抜く」ことが必要になった。(ただしNordica/GS Rは別。あれは全く耐荷重限界に至らなかったが、ガンガン走るので単純に怖い!)

また、この耐荷重限界の高さは高速滑走時のみのアドバンテージではないこともわかった。アイスバーンの急斜面を制動系の小回りで抑えて滑るときも、ずらしで減速した後に速やかにグリップを回復してくれるので、スキー板と体を接近させクロスオーバーに向かう動きをスムーズに組み立てられる。耐荷重限界の低い板だといつまでもズレ続けるのでクロスオーバーのための足場が作りにくい。

X-RACE、確かにコブはかなり難しい。制動系でも走る(グリップしやすいことの裏返しでもある)ので体がしっかり前に運べないとすぐ破綻が待っている。

だがそれらは極言すれば「技術向上でカバーできる」ことだ。耐荷重限界は、技術ではカバーできない(ダイエットでカバーできるだろという突っ込みは無しで)。

では購入はこのX-RACEで決まりかと言うと…まだである。なぜなら今回の試乗会、(またしても)Nordica/DOMEBMANN SPITFIRE EDTが出てこなかったからだ!…Noridca、この板売る気無いのかなあ。

今回の、板の耐荷重限界を試すのに打ってつけの試乗会にEDTが出てこなかったこと、X-RACEとその比較ができなかったことは非常に残念だ。残る試乗会は3/29〜30のアサマ2000、ここに両モデルが揃って登場すること(そして当日が高速滑走向けのコンディションであること)を期待したい。

ちなみに、これまで購入候補リストに入っていたHEAD/i.SUPERSHAPE SPEEDおよびSalomon/24 HOURS MAXは耐荷重限界の低さが今日のコンディションで露呈してしまい候補からは除外とあいなった。SPITFIRE PROは「健闘」しているが…X-RACEの高速大回りの安定性が鮮烈すぎたからな…無しかなあ。

現在の購入対象候補リスト
・Salomon/X-RACE 170cm
・Nordica/DOBERMANN SPITFIRE EDT 168cm
・Nordica/DOBERMANN SPITFIRE PRO 168cm(ほぼ除外か)

posted by CEM at 2014/03/10 20:13 | スキー試乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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